2013年12月15日
お店のこと(長文)

Cafe「ひだまり」は2007年に、当時あった名古屋・栄SIMのほぼ中央にオープンしました。マスターはmokeさんという方。SIMのコミュニティCafeという位置づけは当時から変わっていません。
わたしは10月頃にスタッフとして入店しました。
そのころは「すりんく」も「日本回遊会」もありませんでしたから、世界地図や地名検索などで出かけることも多く、SIM内をぐるっと見学するというのも一般的でした。栄SIMは「ひだまり」の入り口近く、SIMの中央が着地ポイントになっていたので、SIMを訪れる方が寄ってくださることも多かったですし、なによりもSIMの住民のみなさんが集まる場所になっていました。
初心者支援ということにも積極的で、マスターはおすすめのSIMやフリービーショップなどのLMをいくつも用意していましたし、初心者の方をそういった場所に案内することもしばしばありました。
※余談ですが、12月ごろにSIMの北側に新SIMが増え、そこのコミュニティCafeを任されることになり「涼風家」の最初の店舗がオープンしました。
にぎやかで楽しい日々でしたが、半年ほどしてSIMオーナーの健康上の理由からSIMオーナーが交代することになりました。一時はSIM閉鎖も検討されたのですが、某企業が引き受けてくれることとなり、住民のほとんどもそのまま残ることとなりました。ただし、区画整理を一からやり直すということで、SIMはいったん更地になり、「ひだまり」も店舗を新しく建て直すことになります。
新オーナーのもとでもSIMのコミュニティという性格は維持され、SIMの中央に「ひだまり」は建てられました。
お店のスカイにダンスクラブ(まあ、イベント時だけの使用で営業していたわけではないんですが)が置かれたり、以前よりも大きくなった印象はありました。
しかし、楽しい時間はあっと言う間にすぎてしまいます。
新オーナーのSIM運営と、住民の意見とに溝ができてしまい、古くからの住民のほとんどが退去することになりました。「ひだまり」も移転します。
名古屋・栄SIMで始まった「ひだまり」の歴史の第一章が終わったときです。

移転先は、SLを始めたばかりのころに「ひだまり」に来て常連になり、準スタッフのような形で手伝ってくれていた方の紹介によって、さらに発展した形となりました。
SIMのコミュニティという性格を受け入れてくれた移転先のオーナーでしたが、今回は1SIMではなく、SIM群全体のコミュニティという位置づけで、「ひだまり」の為にSIMをひとつ使わせていただけることになったのです。
「ひだまり」はSIMの西側の丘の上に新設され、夕日が眺められる和風のCafeに生まれ変わりました。
また、栄北にあった足湯も移設されました。
※わたしも「ひだまり」と同じSIM内に自宅用地を提供していただきましたが、家を造っているうちにお店になってしまいました。四方がガラス張りの「涼風家」はこのときにできます。
名古屋・栄にあったころには同じSIMの住民のみなさんが集まっていた「ひだまり」でしたが、今回は新しいSIMで、しかも「ひだまり」関係者のほかには住民がいない状況となり、集客率はぐっと減りました。以前常連だったみなさんも、それぞれ別のSIMに移転したり、自分でお店を持たれたりして、なかなか「ひだまり」にいらっしゃれなくなっていたからです。
それでもふらっと立ち寄ってくださる方や、以前からの常連の方たちで、毎晩楽しいお話ができていました。
「ひだまり秋祭り」、SIM内の「ひだまり神社」への初詣といったイベントも盛り上がりましたが、わたし個人の事情でいったん「ひだまり」を離れることになります。
そして、不況の波がSLに押し寄せ、「ひだまり」専用(一部の土地はレンタルされていましたが)のSIMも維持が難しくなり、SIM群の事務所が置かれているSIMに移転が決まりました。それが現在の場所です。
名古屋・栄のころからマスターをされていたmokeさんもRLの事情でログインが難しくなり、新しい店舗を建設された若葉さんがお店番をされていましたが、若葉さんも同様にログインが少ない状況になり、「ひだまり」はお店だけが残される形になります。
※その間、わたしは、「EGカフェ」→「Clubアルカディア」のスタッフとして働き、自分のお店「涼風家」→「Club SUZUKAZE」を再開させていました。
昔の常連の方でも「ひだまり」がまだ残っていることを知らない方がいるくらい、忘れられてしまっていたのは事実でしょう。とはいえ、お店自体は2007年から続く老舗だったりします。
今回、自分の住んでいたSIMの消失というきっかけではありましたが、「ひだまり」に復帰し、また以前の常連のみなさんにも集まったいただけたら、さらに新しいお客様にも来ていただけたらと思っています。
Cafe 「ひだまり」には、こちらから ↓
Cafeひだまり